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声明で異例の日時指定=女死刑囚釈放にこだわりか−イスラム国

【アンマン時事】29日にインターネット上に投稿された後藤健二さんとみられる新たな音声メッセージでは、後藤さんをめぐる「人質交換」の日時と場所が指定された。過激組織「イスラム国」の声明としては異例の内容といえ、ヨルダンで収監するイラク人女死刑囚の釈放へのこだわりが見え隠れする。

〔写真特集〕後藤さん、最後のメッセージ〜過激派組織「イスラム国」〜

 声明は、期限を「1月29日の木曜日、(イラク北部)モスル時間の日没(日本時間の同日深夜)」、場所を「トルコ国境」と指定している。後藤さんらをめぐる殺害警告では、これまで起点をはっきりさせず「72時間」「24時間」といった期限が定められ、事実上更新されてきたが、初めて具体的に設定された。
 イスラム国はこれまで、ほかの外国人の殺害警告で、人質交換や身代金などを公然と要求したり、期限を切ったりすることはなかった。
 今回、イスラム国が異例の対応に踏み切ったのは、交換実現によるサジダ・リシャウィ死刑囚の奪還を重視しているという事情がありそうだ。2005年にヨルダンの首都アンマンでの大規模連続テロに関与したリシャウィ死刑囚は、イスラム国の前身組織「イラクの聖戦アルカイダ組織」のメンバーだった。
 イスラム国は「各国で身柄を拘束されたジハーディスト(聖戦主義者、実態はイスラム過激派)の解放」を大きな目標としている。死刑囚と後藤さんとの交換が実現すれば、これを成果としてアピールし、最近内部抗争の深刻化が指摘される組織の求心力を高める狙いもあるとみられる。(2015/01/29-16:10)

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